特別なきらめきで、圧倒的な存在感を放つダイヤモンド。その輝きは、言葉ではとても言い表せないほどの美しさで、世界中の人々に昔から愛され続ける宝石です。
そんなダイヤモンドは、どのように流通し、価格相場が設定されているかご存知でしょうか?今回は、一粒のダイヤモンドがお客様のお手に触れるよりも、もっと前のお話です。あまり知られていない「ダイヤモンドのルース(裸石)価格の相場」について詳しくご紹介いたします。
ダイヤモンドの価格は常に変動せずに一定というわけではありません。価格を決定づける要因は、「需要と供給」「外国為替相場」「流通経路コスト」大きくわけてこの3つに分けられます。それぞれどのようなものなのでしょうか?詳しくご紹介いたします。
①ダイヤモンドの需要と供給による価格変動
ダイヤモンドの原石が採掘されたら、その原石を買取り供給する企業がダイヤモンドの市場動向を見て、ダイヤモンドの供給量を調整。それにより原石の価格に影響が与えられます。 需要が多く供給が少ないほど価格は上がり、逆の場合価格は下がります。
②外国為替相場による変動
日本におけるダイヤモンドはすべて海外から輸入しています。そのため、輸入される際の為替レートによって商品価格が変動します。USドルに対して、円安になればダイヤモンドは高くなり、円高になればダイヤモンドは安くなります。
③流通経路コスト
ダイヤモンドの最終的な小売価格は、原石からの取引段階から小売店舗までの流通経路、そこでかかるそれぞれのコストが大きく関わってきます。ダイヤモンド鉱山で原石が採掘されてから、カット工程、輸入、メーカー、卸業者、ブランド…と様々な流通経路を経て、お客様のお手に触れることとなります。
上記の3つの要因に加え、ダイヤモンド自体の品質も価格に大きく影響します。カットされたダイヤモンドの品質は、G.I.A(米国宝石学会)が定めた「品質評価国際基準=4C」と呼ばれる4つの要素で判断され、価格が決められます。 品質評価=ダイヤモンドの価値となっていて、国際的に統一した基準が明確に確立されているため、価格と品質が保たれています。厳格に品質評価されたダイヤモンドには、国際的な流通価格の指標となる国際相場が存在し、その相場が世界中のダイヤモンド取引での価格を決める基準となっています。
ダイヤモンドは主に、世界で約30カ所あるダイヤモンド取引所や宝石業者間で取引されます。宝石業者間取引では、米国のダイヤモンド情報誌が毎週発行する「ラパポートダイヤモンドレポート」が、ダイヤモンド価格の相場として広く用いられています。また、カラットが大きいものほど割高となります。それは、カラットが大きなダイヤモンドの算出量が少なく希少性が上がっていくためです。例えば、0.3ctで10万円というダイヤモンドがあったとして、同じグレードで0.6ctのダイヤモンドは倍の20万円ということはありえず、さらに高価になっていきます。
いかがでしたでしょうか?おふたりがお選びいただいたダイヤモンドも、世界を旅しておふたりのお手元にやってきた奇跡の宝石なのです。そう考えると、ひとつのリングとの出逢いも、運命だとは思いませんか?オレッキオでは独自の基準で厳選して仕入れた高品質なダイヤモンドを多数取り揃えております。おふたりにとっての運命のダイヤモンドを探しに、ぜひオレッキオにお越しくださいませ。
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