No.12 – 永遠のきらめき ダイヤモンドの魅力

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宝石の中でも圧倒的な輝きを放つダイヤモンド希少性があり高価な石に もかかわらず、人々の心を魅了してはなさないその美しさやきらめきは、いつの時代も変わらず女性たちの憧れです。その世界一といわれる硬さは愛し合うふた りの絆を象徴し、無色透明の輝きは純真無垢な花嫁にふさわしく、永遠に続く愛のシンボルとして婚約や結婚のシーンで使用されます。今回はそんなダイヤモンドの魅力について、ご紹介いたします。

◆知りたいダイヤモンドの世界

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ダイヤモンドは婚約指輪や結婚指輪に使用される、もっとも代表的な宝石です。他に類を見ないきらめきやその美しい輝きは、女性にとっては憧れの存在ではないでしょうか。

美しさの理由のひとつとして、屈折率の高さが関係しています。ダイヤモンドの屈折率は非常に高く、全反射やプリズム効果などによってキラキラと輝くのです。また、天然の鉱物の中ではもっとも硬い物質と考えられているのも特徴のひとつです。鉱物の硬さを示す指標であるモース硬度は、最高値の15といわれています。

ダ イヤモンドの主な産出国はアフリカ諸国、ロシア、オーストラリアなどです。風化に非常に強いため、場所によっては海岸や川の砂礫の中から見つかることもあ ります。ただ、100トンの岩石中から採れるダイヤモンドは平均でわずか28カラット(1カラット=0.2g)、しかもそのうち宝石になるのは 10~20%でしかないということから、いかに希少価値の高い石であるかがうかがえます。

宝石言葉は「変わらぬ愛」「純愛・純潔・清純無垢」「永遠の絆」といわれており、結婚という永遠の愛がテーマとなるシーンではもっとも適した宝石ともいえます。

◆ロマンチックな歴史背景

ダイヤモンドが、婚約指輪としてプロポーズの際に贈られるようになったのは15世紀中頃の ことです。1477年、ドイツのモロルティンガー博士が助言し、神聖ローマ帝国皇帝になるオーストリアのマクシミリアン大公がブルゴーニュの公女・マリー という女性に結婚を申し込んだ際に、ダイヤモンドリングを贈ったのが始まりという最も古い記録が残っています。それ以来、永遠に輝きを失わないダイヤモン ドが、世界中で婚約指輪の定番として定着していきました。恋人たちがこの美しい宝石に心をうばわれ、愛を託すという習慣は、今も昔も変わらず続いています。

また、どんなかたくなな心も突き通すという意味から、愛を射止めると言われているキューピットの矢の先には、ダイヤモンドがついていたともいわれています。

◆ダイヤモンドの4Cとは?

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ダイヤモンドの価値は、カラット・カラー・カット・クラリティの4Cと呼ばれる水準によって決まります。各要素とグレードを知ることは、ダイヤモンド選びには欠かせないポイントです。ダイヤモンドのグレードを表す4つの基準をご紹介します。

【Caratカラット:重さ】
カラット(ct)は重さを表す単位で1ctカラットは約0.2gです。0.2~0.3ctのものが人気です。

【Colorカラー:色】
カラーはダイヤモンドの無色透明度合いを評価したものです。無色に近ければ近いほど希少性は高まり、良質のダイヤモンドと言えます。 色付きのカラーダイヤはまた別基準となります。

【Clarityクラリティ:透明度】
クラリティはダイヤモンドの透明度の評価です。内部や外部の内包物の特徴を10倍拡大にして総合的に判断したもので、不純物・傷・カケ等があると価値が下がります。傷ひとつないダイヤモンドは「フローレス」と呼ばれ、最高級品ということになります。

【Cutカット:研磨】
カッ トは雄一人間が手を加える作業であるため、職人の技術も評価の一つとなります。光の反射によって輝きを放つダイヤモンドにとって、カットは命とも言える工 程です。中でも評価の高い 3EX(トリプルエクセレント)とは、カット評価・研磨状態(ポリッシュ)・対称性(シンメトリー)すべてが最高評価のExcellentのもののことを 指します。

◆セルフケアで輝きを保つ

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大切なリングをより長く愛用し、いつまでも美しい輝きを保つためには、日々のケアが重要なポイントとなります。ダイヤモンドの特徴と正しいケアの方法をご紹介いたします。

【ダイヤモンドの特徴】

▼引っかき傷には強い反面、割れたり欠けたりしやすい
引っかき傷に対しては世界一硬く強い石ですが、ある方向に力が加わるとはがれるように割れてしまったり、欠けてしまう性質があります。

▼熱や酸・アルカリに強い
非常に熱伝導性の良い性質で、耐熱性、耐酸性、対アルカリ性は宝石の中で一番優れています。燃焼温度は空気中では750度から800度で表面の石墨化が始まります。

▼油が付きやすい
親油性があり、油分が吸着しやすい性質を持っています。皮脂や、化粧品などの油分などで簡単に表面が濁りくもってしまいますが、ケアをすれば輝きが戻ります。

【日常の注意点】

▼つける際のケア
汗や化粧品、ほこりは汚れの原因となります。お化粧やヘアセットなどの身支度が終わってからリングをつけること、酢や果物の汁がつかないように気を付けること、温泉に入る時や塩素系洗剤を使う際には外すことを心掛けてください。

▼しまう際のケア
身 に着けた後は、柔らかい布や眼鏡拭きなどのクロスで乾拭きすることを習慣にしてください。また、リングを着けていないときは、傷や輝きが濁るのを防ぐた め、ジュエリーケースや袋に個別に保管しておきましょう。保管する際は硬いジュエリー同士が接触しないよう、ひとつひとつ柔らかい布でくるんだり一工夫を 加えると完璧です。

【クリーニング方法】

▼クリーニング手順
ダ イヤモンドリングのお手入れには、台所用の中世洗剤が効果的です。まずボールなどにぬるま湯をいれ、中世洗剤を溶かし、リングを浸します。こうすることに よって汚れが浮き立ちますので、台座の裏や爪と石の間などの汚れを、やわらかいブラシでやさしく取り除きます。汚れが落ちたら水かぬるま湯でよく洗い流 し、最後にタオルで水分を拭き取り乾かすと、輝きがよみがえります。頑固な汚れの場合は、濃い目の液に一日漬けてからお試しください。

◆永遠の愛をダイヤモンドに託して

 No.9-–-一生愛せるリングに出逢う-デザイン選びのポイントをご紹介

知っているようで知らなかったダイヤモンドの世界。知れば知るほど魅力的なその宝石は、いつの時代も人々の心を魅了して離しません。オレッキオではダイヤモンドを使用した婚約指輪・結婚指輪・エタニティリングを数多くご用意しております。永遠の誓いをダイヤモンドに託して、大切な方への愛を表現されてください。

詳細はこちら:オレッキオ ダイアモンドの4C