結婚の際に用意する指輪は2種類あります。それは婚約指輪と結婚指輪です。両方ともよく耳にする名前ですが、違いはご存知ですか？実はそれぞれ、役割や意味合いはもちろん、選び方や購入するタイミングもまったく違うものなのです。
どちらも「一生もの」であることには変わりありません。オレッキオでは、結婚してからずっと肌身離さず着けるものだからこそ、きちんと理解した上でしっかりこだわって選んでいただきたいと考えています。今回は、運命のリングに出逢うための基本のお話をご紹介します。
◆婚約指輪と結婚指輪の違いってなに？
そもそも婚約指輪と結婚指輪はどのようなものなのでしょうか。
それぞれの違いや使用するシーンをみていきましょう。
- 婚約指輪(エンゲージリング)
結婚の約束をしたカップルの間で、婚約の証に男性から女性に対して贈られる指輪のこと。その意味合いから、ダイヤモンドなど純潔で高価な特別感のある石を使用したリングを選ぶのが一般的です。結婚後は、日常生活での普段使いよりも、パーティなど特別なシーンで使用することが多く、その際に映えるゴージャスで華やかなデザインが多い。
【使用するシーン】プロポーズ、結納、結婚後はパーティや式典・冠婚葬祭など
- 結婚指輪(マリッジリング)
結婚するカップルの間で、ふたりの誓いの証として交わされるペアリングのこと。ブランドやデザインなど、基本的には関連のあるお揃いのものをセレクトするのが主流。夫婦となった結婚後も、お互い日常的に左手の薬指にはめて生活することが前提となるので、着け心地がよく、装飾は控えめでシンプルなデザインのものが一般的。
【使うシーン】挙式(指輪交換)、その後の日常生活
◆準備はいつする？購入するタイミング
婚約指輪と結婚指輪は意味合いも使用するシーンも違うので、必要になるタイミングも違ってきます。では、それぞれどのようなタイミングで、いつまでに準備する必要があるのでしょうか。
- 婚約指輪
かつてはプロポーズをサプライズで行いたい男性が女性に内緒で購入するケースが多くみられましたが、最近では好きなデザインの指輪を一緒に選ぶカップルが増えています。
好きなブランドや購入するショップが最初から決まっているなら問題ありませんが、一から探しはじめる場合は意外と時間が掛かることが多いので余裕を持ってスタートするのがベター。リングに名前や日付を刻印したり、サイズを調整したり日数を必要とする場合もあるので、使用したい日の少なくとも1ヶ月半以上前、フルオーダーなら2か月半以上前を目安に選びましょう。プロポーズで使用する場合でも、結納や顔合わせで使用する場合でも、必要な日から日数を逆算して動き、リングを決める際には「○月○日に使用したい」ということをショップで伝えておけば安心です。
一般的に結納や顔合わせは挙式の6～7ヶ月前に行われることが多いので、リングは挙式の10ヶ月前から探し始めて、8ヶ月前までには決めているというケースが多いようです。
- 結婚指輪
今後の日常生活でお互いに毎日使用するものなので、どちらか一方の希望を重視するのではなく、ふたりが納得できるデザインやつけ心地のものをしっかり検討するカップルが多いようです。
挙式で指輪交換を予定している場合、結婚式が近づくと様々な準備で忙しくなるので、挙式の3ヶ月前には決定しておきたいところです。婚約指輪と同じく注文から受取りまでに1～2ヶ月は時間がかかるので、早めの動き出しを。一般的な平均では、挙式の7.5カ月前から探し始めているカップルが多いです。
また、この先ずっと大切に使用するものなので、購入後のアフターサービスも大切なポイントに。アフターサービスの内容を確認し、信頼のおけるショップで購入しましょう。
◆リングを決定するポイントとは？
それぞれのリングに対する考え方や認識の違いから、選ぶポイントもまったく違ってきます。
- 婚約指輪
婚約指輪は、実用的な使いやすさよりも女性側の結婚指輪への「憧れ」的な要素が強く、婚約指輪を結婚相手の男性にもらう行為自体に価値を置いていることが多いようです。男性の意向も「彼女を喜ばせたい」という傾向が強いので、“彼女が欲しいもの・好きなもの”が選ぶポイントとなります。価格が多少高くても、女性がもらって嬉しい、素敵なデザイン、ロマンチックなデザインが多いのも特徴です。
- 結婚指輪
選ぶ基準はデザインという意見が最も多く、予算は婚約指輪より現実的な価格。年齢を重ねても毎日身につけるものなので、お気に入りのデザインを選びたいという気持ちが強いようです。また、結婚後の生活をイメージして「使いやすい」「傷がつきにくい」「家事や仕事がしやすい」「つけ心地が良い」「男性も抵抗なく普段使いできる」など実用的なポイントを押さえたものが選ばれています。また、最近はダイヤモンドのついたリングが人気で、女性は婚約指輪との重ね付けもできる結婚指輪を選んでも素敵です。
◆左手の薬指に輝く それぞれのリングの意味とは？
リングそのものにはそれぞれ結婚にまつわる素敵な由来や意味があります。知っていれば、ふたりにとってリングはますます想いのこもった特別な存在になるでしょう。
- 婚約指輪
婚約自体は公的機関に書類を提出する必要もなく、公的なものではありませんが、婚約指輪はある意味書類に替わる「約束を形にするもの」です。古くは「契約」を意味したことから、男性の家から女性の家への手付金の意味で高価な指輪が贈られましたが、現代では「愛情の証」として用いられるようになっています。一般的に、婚約指輪にダイヤモンドが多く用いられるのは「最も硬い石であること＝固い絆で結ばれる」「無色透明＝純真無垢で花嫁にふさわしい」ことが理由のよう。
- 結婚指輪
挙式の時に新郎新婦が指輪を交換するのは、夫婦として歩んで行く誓いを形に表すという意味があります。指輪の円い形は「永遠に途切れることのない愛情」を象徴するものとされています。また、リングをつける場所によって異なるパワーが宿るといわれていて、左手は「信頼」、薬指は「愛情」を意味しています。その指に常に身に付けることで相手の存在を強く感じることができる意味合いがあり、夫婦の絆を深め、愛が続くようにと祈りが込められているのです。
◆ふたりにとっての特別なリングと出逢ってほしい
いかがでしたか？婚約指輪と結婚指輪は意味合いや準備するタイミング、使用するシーンなど、まったく違うものだということがお分かりいただけましたでしょうか。それぞれの違いを知っていれば、理想のリング選びのヒントになるかと思います。婚約指輪も結婚指輪も、この先生涯つけ続ける、言わば人生のパートナー。オレッキオでは、運命のリングとの出逢いをお手伝いさせていただきます。おふたりの理想やこだわりを、ぜひお聞かせください。
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