金属アレルギーについて/表参道店
2020.11.12 up

いつもオレッキオスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

オレッキオ表参道店 Iでございます。

朝夕はひときわ冷え込むようになり、冬の息吹が間近に感じられる頃となりました。

皆さまお変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

 

本日のブログは【金属アレルギー】についてお話しさせていただきたいと思います。

ピアスや指輪、腕時計の金属ベルトで肌が赤くなったり、痒くなったりした経験をお持ちの方はいらっしゃるでしょうか。

ブログ用素材

 

金属アレルギーとは、汗などによって溶け出した金属イオンが体内のたんぱく質と結合し、

体がそれを「異物」と認識することによって免疫反応として皮膚に炎症などが生じるものです。

皮膚のかぶれや発疹が典型的な症状で、激しい痒みや痛みを伴うことがあります。

 

こうした過去の経験からアレルギーに対してご不安がある方は、

「金属アレルギーだから結婚指輪は着けられないのでは…」と指輪選びを諦めていらっしゃいませんか?

一口に金属アレルギーと言っても、アレルゲンとなる物質は人によって様々です。

例えば食物アレルギーについても乳製品がNGな人、小麦粉がNGな人、

甲殻類がNGな人、エビはNGだけどカニはOK…というようにです。

金属アレルギー=金属全てがNGという訳ではありません。

ですから、ご自身がどの金属に対してアレルギーを持っているのかを把握することが大切です。

ブログ用素材②

 

 例として、金属アレルギーになりやすい(=金属が溶け出しイオン化しやすい)とされる代表的な金属を挙げてみます。

◎ニッケル…比較的安価なアクセサリー、合金、メッキ、歯科金属、硬貨など

◎コバルト…合金、メッキ、歯科金属など

◎クロム…合金、メッキ、歯科金属、革製品のなめし加工など

◎パラジウム…主に宝飾用プラチナの硬度を高めるための割り金、歯科金属など

 

アレルギーの原因を特定するためには、皮膚科でのパッチテストが有効な手段の一つです。

上記のような金属アレルギーになりやすいとされる代表的な物質をはじめ、

プラチナ、金、銀、銅などジュエリーにもよく使われる金属を含む約20種弱の試薬のパッチを肌に貼り、

2日目、3日目、7日目の肌の赤みやかぶれなどの経過を観察するものです。

※副作用の可能性も含め、パッチテスト受診の判断については必ず専門医に相談して下さい。

 

金属アレルギーの方の結婚指輪選びにおいては、皮膚トラブル回避のため、

ご自身のアレルゲン物質を把握し、原因となる金属を避ける指輪選びが何よりも大切になってきます。

オレッキオのブライダルジュエリーに使用している金属成分は以下の通りです。

金種

◎プラチナ900:プラチナ/パラジウム/ルテニウム

◎K18イエローゴールド:金/銀/銅

◎K18ピンクゴールド:金/銀/銅/パラジウム/亜鉛

◎K18ホワイトゴールド:金/銀/銅/パラジウム/(+ロジウムメッキ)

 

また、かぶれや痒みなどの肌トラブルの原因は金属アレルギーに限ったことではありません。

金属アレルギーだと思っていたものが、実は汗をかきやすい夏場のあせもだったということもありますし、

指輪の裏側に溜まった洗い残しの石鹸や洗剤類が肌のかぶれを引き起こすこともあります。

ブログ用素材③

金属アレルギーの疑いのある方は、長時間着けっぱなしにしないことや汗をこまめに拭くこと、

指輪の汚れを定期的に洗い落とすなどの対策を心掛けてみて下さい。

 

結婚指輪は一生を共にする大切な指輪です。

金属アレルギーにご不安がおありの方は、今後の指輪選びにお役立ていただけますと幸いです。

 

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